先日ChatGPTのAPIを使って作ったサービス AIバトラー をリリースしましたが、その時に色々問題があってサービスを一時停止したりなどしていますのでサービスを作る時に注意する点をまとめておきます。
ChatGPTにはデフォルトで月120ドルまでの利用上限がついています。予想以上のアクセスがあった場合にはこれによってサービスが止まってしまい、どうしようも手の打ちようがなくなってしまいます。
申請することで上限解放することができます。使う使わないにしろ事前にやっておきましょう。下記画面のRequest increaseでできます。
費用の上限を決めたい時は別途それの設定もありますので問題はありません。
最初は適当に作ってしまいがちですが、トークンを節約する方法も最初から意識しておきましょう。英語で指示を出すとか、無駄な文言をなるべく省くなどで節約できます。
ただ僕の場合は英語で指示を出すと英語で返答が返って来てしまうため英語は断念しました。英語で返答を求めても時々だめでした。
APIを使いすぎると当然お金がかかります。月に何十万はらうしかなくなる可能性もあります。実際に120ドルの制限にひっかかってしまいましたし他の方も同様のことになっている例をいくつか見かけたためわりと現実的に起こりえます。このあたりは実際にそうなったときのことを一応考えておきましょう。
僕もそうでしたが普通は簡単に払えないと思いますのでサービスを停止することになるかと思います。悲しいですがどうしようもありません。
僕の場合は有料機能として復旧させようと思っていますが、決済周りの準備も必要ですのですぐ始動できるよう何かしら事前に準備をしておいたほうが良かったと思います。
人気が出たら売却、という方法もあるかもしれませんが、売却する側としてもそこまでお金がかかるサービスは買いにくいと思います。他人になんとかしてもらうのではなくなにかあったら全部自分でどうにかするという気持ちが必要です。
事業としてやるのであれば予めマネタイズを考えておいたほうが良いでしょう。
ユーザーにAPIキーを発行してもらってそれを登録させて使わせる、という案もあるようですが、セキュリティ的にはやめた方が良いと思います。ユーザーが勝手に別で漏洩して利用料が増えたときも自分のせいにされる可能性もあります。
無料枠を使い切ってしまっているため、同様にChatGPTのAPIを使ったサービスを作ろうと思うと最初からお金がかかってしまうため気軽に作ることができなくなります。僕も簡単なサービスを2個順次リリースする予定だったのでお蔵入りになってしまいました。食材を入力するとレシピを考えてくれるサービスです。
とにかくマネタイズをしっかり意識しないとリリースすらできなくなるので気をつけましょう。APIの利用は簡単なのですが敷居が低いのか高いのか…。
スマホアプリだと手軽にリワード広告が使えます。1回の処理がをリワード広告の平均報酬を超えていれば問題ありませんので、気にせずサービスを展開することができます。もちろん広告がうっとおしいというユーザーのためにサブスクリプションも用意しておくと良いでしょう。
Webよりもアプリの方が手軽にものづくりしていけそうな気がします。ただし最初に使ってもらう手軽さとしてはインストールがない分Webの方が有利かもしれませんので、最初はWebでテストして、その後アプリに移行していくというのもよいかもしれません。
ChatGPTだけでなくお金がかかるAPI全般に言えることではあると思いますが、とにかく思った以上にお金がかかるようなので注意です。
面白いものが簡単に作りやすいからこそ、廃止なのか、有料にするのか、を後で考えるのはなかなかつらいです。
該当のゲームはこちらです。 AIバトラー
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