RAIDは、それぞれの機能によってレベル分けがされています。
サーバの要件によって、構築するRAIDレベルを
一度決定したレベルはサービス稼働後に変更することは困難なので、設計には注意が必要です
ここでは一般的に使われるRAIDレベルをそれぞれ解説しておきます。
RAID0では
という特徴があります。
たとえば、ディスクが3つの場合、
ディスク1 | ディスク2 | ディスク3 |
---|---|---|
データ1 | データ2 | データ3 |
データ4 | データ5 | データ6 |
データ7 | データ8 | データ9 |
--- | --- | --- |
のようにデータを分散させて記録しています。
そして
2. 物理ディスクが増えるほど高速化する
というのも、同時に読み書きするためのディスクが増えるため、可能になります。
また、物理ディスクの数が多いので、3. 論理ドライブの容量が高くなります。
しかし、RAID0では冗長性がなく、どれか1つのディスクが破損した場合データが消失します。よって、対障害性は低くなります
RAID1は、
という特徴があります。
ディスク1 | ディスク2 | ディスク3 |
---|---|---|
データ1 | データ1 | データ1 |
データ2 | データ2 | データ2 |
データ3 | データ3 | データ3 |
--- | --- | --- |
しかし、デメリットとしては、
2. 論理ドライブの容量は物理ディスクの合計容量の半分以下
となります。
同じ内容を2重に書き込んでいるため、オーバーヘッドが大きいです。
RAID5では、
という特徴があります。
ディスク1 | ディスク2 | ディスク3 |
---|---|---|
データ1 | データ2 | パリティ |
データ3 | パリティ | データ4 |
パリティ | データ5 | データ6 |
--- | --- | --- |
RAID0のような作りになっていますが、パリティがあることによって冗長化を可能にしていることがわかります。
パリティに使用してる容量は、物理ディスク1本分だけです。
RAID0よりも安全で、RAID1よりも効率がよくなっています。
RAID10は、RAID1と0を掛け合わせた構成になっています。
ディスク1 | ディスク2 | ディスク3 | ディスク4 |
---|---|---|---|
データ1 | データ1 | データ2 | データ2 |
データ3 | データ3 | データ4 | データ4 |
データ5 | データ5 | データ6 | データ6 |
--- | --- | --- | --- |
ほかにもRAIDレベルはいろいろあるようです。サーバによって使い分けが重要になります。
Crieitは誰でも投稿できるサービスです。 是非記事の投稿をお願いします。どんな軽い内容でも投稿できます。
また、「こんな記事が読みたいけど見つからない!」という方は是非記事投稿リクエストボードへ!
こじんまりと作業ログやメモ、進捗を書き残しておきたい方はボード機能をご利用ください。
ボードとは?
コメント