僕がリモートワークを初めて10年以上が経ちました。最近コロナウィルスの影響でリモートワークの話題がよく上がっています。普段は会社に通勤していても今だけリモートワークをしなければならない、もしくはした方が良い状況の方も増えているのではないかと思います。
普段からやっていればあまり問題ないかもしれませんが、急にやる必要が出た場合には準備ができないまま始まってしまっている方もいるのかもしれません。あまり参考にならないかもしれませんが、今までリモートワークをしてきた中で何か参考にしていただける物がないか書いてみたいと思います。
リモートワークだとチャットやメールで連絡を行わない限り、何をやっているのか一切見えません。自分的にはちゃんとやっているとしても、プロジェクトマネージャーの方などから見ると、全く何もわかりません。
特に困るパターンとして、
という状況です。当たり前の状況に見えますか? これの何が困るのかというと、作業者がその連絡に気づいているのか、そして作業を進めているのか、PMからは全くわからないということです。気づいて作業を進めていれば問題ないのですが、実際に気づかずに放置してしまうパターンだってあり得ます。
普段会社にいる時の様に姿は見えませんし、進捗を確認したい時に「どんな感じ?」「~~まで進んでます」「了解~」のようなやり取りすら気軽には出来ません。結構チャットやメールなどでは細かいやり取りしすぎたらうざったいかな? みたいな余分な配慮をしてしまい、一緒にいる時に比べて無意識にやり取りがやりづらく感じる場合もあります。
そのため、「かしこまりました」でも「確認してみます」でも良いので、まずは気づいたらすぐ連絡をしておくと安心です。具体的には下記の流れで作業を行うと安心です。
とにかく相手に自分の姿は全く見えていないので、その前提で相手がどう感じるかを想像しながら仕事を行いましょう。
リモートワークでチャットやメールで連絡を行う場合は相手の顔が見えません。普通に面と向かって話している場合は表情から相手の気持ちがある程度わかりますが、文面では文面からしか判断ができません。そのため、普通にやり取りしているつもりでも相手からすると冷たい、怒っている、と感じられてしまうこともしばしばあります。
そのため、ビックリマークを多用しろとか絵文字を使えとまでは言いませんが、穏やかな表情が読み取れる文面になるようには最低限でも工夫して書いたほうが良いと思います。
特に、指示側が「不具合があるのではやく修正してください」とかは最悪で、作業者側に結構心に負担を与えてしまいます。最低でも「~~のような問題が出ているようです。念の為どこで問題が出ているかの調査をお願いします。」等というようにし、「お前のせいでおかしくなってんだろ? 早く直せよ」と言われているかのような表現は避けましょう。トラブルがある場合は連帯責任のことが多いですので、みんなで協力して解決しよう、という気持ちを持ちましょう。
作業者側も「先日も言ったんですが…」のような言い方は避けましょう。指示者の方もいろんな人とやり取りをしていたりしてあらゆることを脳内で把握し尽くすことはできないですし、適当なことは言えないので細かく確認してからやり取りをしたいけどその時間が取れず曖昧な発言をしてしまう場合もあります。
それは人間である以上仕方が無いことなので、お互い理解してあげて、作業に支障がでない程度であれば同じことも何度か説明してあげましょう。また、説明するときに「あのissueに書いた」とかではなくリンクを張ってあげたり、作業を円滑に進められるようなぱっと見で分かりやすいやり取りをすると良いでしょう。
これはPM側も作業者側も必要なことですが、やはりリモートワークは直接言葉をかわさず、インターネット越しにやり取りをする必要がある分、どうしても多少時間的にコストがかかります。
そのため、その状況でいそぎの依頼などを受け過ぎたりやることを詰め過ぎたりするとやり取りだけで時間が過ぎ去ってしまってなかなか作業が進まなくなることもあります。
基本的にどんなことも一瞬でできる、とは思わず、想定以上の時間がかかる可能性を考慮したスケジュールで仕事を進めていきましょう。
これは会社から指示が出ている場合もあると思いますが、PCは非常に重要なものです。作業をするために必要なものですし、中には重要な機密情報がたくさん入っています。
要もないのに軽々しく持ち歩いたり、ノマドワーカーをしてみたいからと行って何の許可もなく勝手にスタバなどで作業を行うのは控えましょう。場合によってはセキュリティの甘いPCやWifiの組み合わせによっては情報を流出させてしまう恐れもあります。
基本的には自宅で落ち着いて作業をしておくのが吉でしょう。
Twitterを見ていると、そもそも家にネット環境が無かったりしてリモートワークが出来ない、といった話も見受けられました。会社側としても、まずはみんながリモートワークを可能かを事前に確認する必要がありそうです。断念するのも一つの結論で良いと思います。
出勤しているときと違い、ずっと家で作業を行います。そのため、出勤や帰宅という流れが存在しません。そのため、ついダラダラ長く仕事をしてしまったり、遅めに仕事を始めてしまう場合もあります。それに慣れてしまって行き過ぎると流れがめちゃくちゃになり仕事に支障が出てしまう可能性があります。
ある程度は自分を律し、きっちりとした時間で仕事をするように意識した方が良いと思います。
作業を依頼する側としても、家にいていつでも作業できるからといってガンガン無茶な時間に依頼をしたりするのはやめましょう。「これ、こんな遅い時間だけど今やらなきゃいけないのかなぁ…?」と思わせてしまうようなタイミングと内容で依頼してしまった場合には「また明日以降で大丈夫です」と付け加えておくと作業者も安心できます。
一人で作業をしていると周りからの刺激が何もありません。集中している時は別ですが、ふと落ち着いた時に何かおやつを食べたくなったり飲み物を飲みたくなったりします。そういった時にいちいち毎回コンビニまで行っていると時間もかかりますし費用もかさみます。
多少買いだめしていつでも食べられるようにしておくと良いでしょう。
ただ、休憩の時には逆に気分転換や体のコリをほぐすためにもぷらっとコンビニに行くのも良いでしょう。
自分の家だとコップにコーヒーやジュースを入れて作業する場合もあると思います。この場合、絶対にこぼしてしまうイベントが発生します。しないとしても、する前提で考えましょう。
そのため、こぼしてもPCに飲み物がかからない場所にコップなどは置いておきましょう。会社のPCだとすれば故障させてしまうとまずいですし、自分の家のため代替機もすぐに用意することは出来ません。
とにかく仕事道具をしっかり守りながら作業を行いましょう。
変な姿勢で仕事をしているとリアルに体を痛めます。快適な体勢で仕事ができるようにしておきましょう。例えば……
等です。
普段昼間にいない人が家にいることになるため、家族の中ではストレスを感じる人が出てくる可能性もあります。
その人の事が嫌いなわけではなく、人間は誰しも一人の落ち着ける時間が必要です。家族が何も言わないとしても、一応気を使って作業部屋を作って作業をするなりしておいた方が良い場合もあります。僕も最近忙しくて外で作業をしていないので妻のストレスがすごいようです……。
せっかく家にいるので、今のうちにできることがあればやっておきましょう。例えば……
普段会社でやってることと同じ……みたいな話もあったかもしれません。
何にしろ、会社で色々と話し合ってある程度ルールを決めておくことが重要だと思います。そして不便なところや問題のある点があればどんどん相談するようにしましょう。リモートワークで必要なのはちゃんとやり取りできるかどうかというところになります。
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